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ハワイ ノースショアに大波を求めて 2017 冬


 

ハワイのノースショアはサーファーの天国だ。冬には 10 M から時には15 M くらいの大波がくる。当然世界中のサーファーがその波に挑戦しにやってくる。そして Billabong Masters をはじめ、数多くのプロの大会が開催される。その中でも特にエディ・アイカウ メモリアル (Quiksilver in Memory of Eddie Aikau) は、特別だ。毎年12月から2月末までの3か月間で、最低でも約10 M以上の波でその他のコンディションも整ったときのみにワイメアで一日開催される。亡きハワイの伝説のサーファー、エディ・アイカウを偲ぶ大会だが1984年の第一回開催から2016年までに8回のみ開催された。30年以上の歴史の中でたった8回開催されたのみ。招待選手は開催期間中、ずっと3か月間ハワイでスタンバイする。これって見てみたいでしょ。ってことで千載一遇のチャンスを求めて10日間の旅を企画した。前後合わせて3日間をワイキキ、中の7日間はノースショアにAirbnbでビーチハウスを借りることに。

 

Jan. 17, 2017

まずはワイキキ入り。明日からのノースショア滞在に向けての準備から。まずはワイキキビーチにご挨拶。おなじみのハワイアンロイヤルセンターとアウトリガーワイキキの間の両脇にサーフボードが林立するパスを抜けてビーチへ。オアフのサウスにあたるワイキキも屈指のサーフポイントで年中安定した良い波が立つことで有名だけど、冬の間はノースで大波が立つ分こちらはおとなしい印象。今日の波はしょぼい。

 

HERTZで予約していたレンタカーを借りて買い出しにドン・キホーテ、アラモアナショッピングセンターに出かける。

アラモアナのフードコートで食事のときこんな面白い表示が、、、、、

PICK UP = 拾います  なんだこの訳は? でも良く考えると

なんていうんだろう日本語で。お渡し口? PCIK UP を辞書で

ひいてお渡し口、は確かに出てこないかもしれない、と妙に納得。

 

帰り、コンベンションセンターからワイキキにわたるアラワイ運河の上からのSUNSET

 

Jan. 18, 2017

ホテルをチェックアウトしていざノースへ。H1からH2を抜けKamehameha Hwyへ。Haleiwa Town で海に面したら右に折れ道なりにWaimea、Banzai Pipline (Ehukai Beach)を抜ける。Sunset beach の手前でビーチパスに入り今回の拠点はRocky Point というところに借りたビーチハウス。1ベッドルームでキッチン、トイレ、洗濯機付き。リビングダイニングはかなり広い。

お隣のユニットにオーナーのCara とご主人息子、犬が住んでいて。そのお隣の家がCara の両親の家だ。車を止めてていると早速Caraの父親が話かけてきた。気さくな老人だ。その後Caraにも Say Hello とちょっとしたお土産を渡しにノックドア。素敵な30代くらいの美人さんでした。プライベートに気を使ってくれながら、時ににメールで天気のこと、聞きたいことがあったらいつでも言ってくれなど押しつけがましくなく親切。

 

ビーチハウスの前の小道を20-30m歩くとそこはもうビーチだ。のどかなアイランド風の景観が気を和ませる。

 
 

ビーチへ出るとこんな感じ

 
 
 

 

Jan. 18 Ehukai Beach (Banzai Pipeline)

シェアハウスのオーナーも言っていた、今日はいい波が来ると。日本の沖合の超大型低気圧がハワイにビッグウェーブを送りこんでいる。ここエフカイビーチのサーフポイントはバンザイパイプラインと呼ばれ、その名の通り波が巻き込んで見事にきれいなチューブを作ることで有名だ。そのため、美しいチューブライディングを競うヴィラボンマスターズなど有名な大会が開催される。

パーキングロットからビーチに通じるパス

 

ビーチに出ると世界各国から腕に自慢のサーファーやメディア、ギャラリーが沖を見つめている。

 

パドルアウトするコースとポイントを確かめるサーファーたち

 

少しナーバスな後ろ姿チューブに入っているボードの先端が見えている。うまく抜けられるか。

 

いざ出陣。今日の波は 5-10m、彼方には小山のようなスウェル(うねりの山)の上で波をキャッチするサーファーたち。サーファーたちが豆粒のように見える。

 

ギャラリーの視線を一点に集めてテイクオフ

 

今度はカメハメハハイウェイを登って、もう一つの超有名ポイント、サンセットビーチものぞいてみる。

 

サーフィンの中継にテレビクルーが来ている。こんな光景がこの時期ノースショアのあちこちで見られる。

 

かなり遠いポイントでサーファーたちが良い波を待ってる。

 

ハレイワの町、のどかな田舎町だけど、最近は観光客も多くなった。

ここに来たら定番のマツモトシェーブドアイス!

 

ワイメアで開催されるエディ―アイカウメモリアルのポスター。今年は滞在中に開催されるといいなあ。

 

Jan.19, 20, 21

19, 20 は低気圧で大荒れの天気。横殴りの雨風がすごい。こんな天気はハワイでは初めて、と思っているとビーチハウスのオーナーですら、こんな天気はノースショアに住み始めて30年近くだけど初めてだって。とにかく19はホノルルまで出て、買い物などしてやり過ごす。

ビーチハウスに帰って裏のビーチに出てみる。

少し天気も回復。ROCKY POINT に夕暮れが迫る。

明日は晴れるといいなあ。

 

一夜明けて Jan. 20, 天気はやや回復気味、だけどまだ雲は重い。今日は初めてWaimea渓谷にトレッキングに行ってみることに。

ビーチハウスから車を5分も走らすとやがて右にワイメアビーチ、通りを挟んで左側にワイメア渓谷の入り口が出てくる。ワイメアビーチに車を止めて歩いて園内へ。

な、なんと、大胆にもピーコックが放し飼い。

 

植物園のようなエリア、古代のハワイの民家の展示を抜けて滝まで。

今は冬だから、植物園では見るものが無し。ハワイでもやはり微妙に季節はあって、花は6月あたりがとてもきれい。そのころは気候も暑すぎず、晴天が多い。そのかわりここでは波はたたない。ワイメアも荒々しい波は影を潜めて、おだやかで真っ青な海が美しく、時にはウミガメと戯れることもできる。遠くにはイルカの群れも泳いでいたりする。

ワイメア渓谷のトレッキングの終点は滝だ。無料のライフジャケットを借りて滝つぼで泳ぐ人もいるが、この滝つぼにはバクテリアが存在するらしく水を間違って飲むと大変なことになる可能性があるというのでやめておく。

 

ワイメアビーチにもどり、しばしのんびり。右手にはワイメアのシンボルのような教会、左にはこれもまた名所である大きな岩。ここからみんな海に飛び込む。子どもたちがまだ小さい頃、よく遊びに来たビーチだ。冬以外は波が穏やかで水の透明度も高くシュノーケリングに最適。ウミガメもよくやってきて一緒に泳いだりもした。沖にはイルカの群れが来たことも。群れまで泳いで一緒に戯れたこともあった。ところが冬には一転、猛り狂う大波がたつ。世界でも一二を争うBig Wave Point だ。

ここで開催されるEddie Aikau Memorial を期待して今年もノースへやってきたけど、今日も穏やか。残念だけど今年もダメか。

 

ROCKY POINTへ帰って、裏のビーチに出てみると、大荒れの波。轟音と波しぶき、荒れていてサーフィンには危険だ。

写真ではこの迫力をとても表現しきれない。

 

 

岩の上で釣りをする人

 

Jan. 21, 22

のどかなノースショアの日常。

カメハメハハイウェイの脇道、ここからビーチ沿いのハウスや、ビーチにつながるビーチパスが伸びている。

 

バンザイパイプライン(エフカイビーチ)のパーキングからビーチへ。バイク(自転車)にボードを装着してやってくるサーファーもいる。

 

 

Pupkea, Shark's Cove

 

Jan. 24 今日は実質ノースショアでの最終日。明日にはワイキキに戻り、一泊して帰国する。

まずは大好きなエフカイビーチへ今日も足を運んでみる。

今日は、コンパクトで乗りやすそうな波。サーファー達が集まってきている。

 

見事なリップターン

 

ここには世界から写真家たちも集まってくる。日がな一日カメラを向け続ける。その日一番の波と最高のパフォーマンスの一瞬を逃さないように。

 

エフカイの海に向かって右手は我々がステイしているRocky Pointだが、そちらの方がいい波が立っていそうなので移動することに。

Rocky Point に来てみると波は確かにこちの方がややでかい。ただ荒れ気味。それでも果敢にサーファーたちがチャレンジしている。

 

Rocky Point に夕暮れが迫る。

 

帰りを急ぐ少年サーファー。ノースショアでは海が校庭のようなもの。世界のサーファーたちがここに移り住み、その子供たちにはここがホームグランドであり故郷なのだ。

 

夕暮れのオフショアの風を待つサーファー。ノースショアのサンセットはまさに地球の宝石。至福の時間が流れていく。

 

Jan. 25

ノースショア最終日、この日は朝からいい波が来ている。早朝からWaimea のブレイクポイントに人が集まってきている。教会から見下ろす絶好のロケーションは間断の無い車の縦列駐車だ。

右手奥、教会の左で白い波が立っているところがポイント。ここからは遠くて小さく見えるが実際は5-10mくらいの波が立っている。ぞくぞくサーファーたちも集まってきている。

 

後ろ髪をひかれる思いでワイメアを去り、ワイキキに。ホテルにチェックインし、レンタカーを返して、ビーチで寝っ転がる。

青い空にダイアモンドヘッド。見慣れた風景だけどこれはこれでリラックスできるね。

さあ、いよいよ明日は帰国だ。2017 冬のハワイにさようなら。

 

帰国後 2月25日、31周年にして9度目のEddie Aikau Memorial が開催され、John John Florence が優勝した。

http://world-surf-movies.com/2016/02/26/post20085/

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